神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2012年12月6日 エリアトップへ

第12回湯河原文学賞 俳句の部 平戸在住の岡庭さんが入選

公開:2012年12月6日

  • LINE
  • hatena
入選を喜ぶ岡庭さん
入選を喜ぶ岡庭さん

 夏目漱石や島崎藤村、芥川龍之介など近代文学史上の文豪たちが数多く訪れた湯河原町が主催する「湯河原文学賞」。

 12回目となる今年は俳句の部で「橋」をテーマに募集され、全国3762句の応募の中から平戸在住の岡庭正さん(78歳)の作品が入選した。

 岡庭さんの作品は「母がりへ 橋を渡るや 後の月」。「がり」とは、「許(もと)」、のことで「母のもとへ〜」と意味する。岡庭さんが結婚前、母親が病気治療のために長期入院していたころを思い出して作ったという。「毎日仕事後に職場から病院へ駆けつけていた。母の具合が気になりながら急いで橋を渡ると、後ろに月が見えた」と当時の情景を思い出す一方で、「解釈は読んだ人に任せたい」と話す。

 亡くなった兄の影響で大学在学中に俳句を作り始めたという岡庭さん。現役時代、仕事が多忙だったころも俳句作りをやめたことはない。これまでに自費出版で2冊の句集を上梓している。湯河原文学賞に応募したことは数回あったが、「入選は初めて」と喜ぶ。

 現在は黛執(まゆずみしゅう)氏が主宰する俳句結社「春野」に所属。妻は別の結社に所属するが、岡庭さんの影響で俳句を学び始め、2人で一緒に句会を行うこともしばしば。「講評し合うと喧嘩になっちゃうんだけどね」と岡庭さんは笑う。

 「自然や対象物に自分の心を重ね合わせて俳句を作る。感動することが大事」と笑顔で語る岡庭さん。3冊目の句集発刊に向けて、日々黙々と俳句作りに励む。
 

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

戸塚区・泉区版のローカルニュース最新6

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

境川遊水地で楽しもう

境川遊水地で楽しもう

5月18日・19日に催し

4月25日

「湯花神事」で無病息災

「湯花神事」で無病息災

泉区 日枝神社で祈願

4月25日

障害者就労支援続け20年

泉区のNPO法人

障害者就労支援続け20年

松陽高生と記念イベント

4月25日

「おでかけスポット」を紹介

戸塚区・泉区の

「おでかけスポット」を紹介

季節イベントを楽しむ

4月25日

たけのこ掘りで笑顔

たけのこ掘りで笑顔

戸塚区・しらかば幼稚園児

4月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook