戸塚警察署(田口靖署長)は3月13日、振り込め詐欺の被害を未然に防いだとして、横浜銀行戸塚支店の宮本麻央さんに感謝状を贈呈した。
3月5日、高額の預金を引き出そうと同支店を訪れた汲沢町の70代女性に対し、宮本さんが預金引き出しの理由等を確認し、弟をかたった振り込め詐欺被害を未然に防いだ。宮本さんは「通帳の全額を引き出したい」と言う女性に使途を尋ねたところ、説明にあいまいな点があったため管理職に取り次いだ。
渡邊直幸副支店長によると、同支店では警察署の要請に基づき、引き出した金の使途を確認するなどして振り込め詐欺の被害阻止に努めているという。田口署長は「金融機関の協力はありがたい。油断はできないが、地域の防犯意識も高まっている」と話している。
区内被害、3件300万
今年に入り、3月15日現在の振り込め詐欺発生状況は、神奈川県で149件・被害金額約3億6726万円、戸塚区では3件・同300万円。
県内で発生した手口では、次男をかたる男から「風邪をひいてしまった。携帯番号が変わった」などと電話があり、翌日、再度電話で「友人に勧められて株を買ったが、会社の金を使ってしまったので返さなければならない。いくらか貸してほしい」と持ちかけられ、話を信じた被害者がATMで引き出した金を、指定場所で見知らぬ男に手渡したものがあった。
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