第31回かながわ音楽コンクールのバイオリン部門本選がこのほど県立音楽堂=西区=で行われた。主催は同コンクール運営委員会、神奈川新聞社。本選には1次、2次予選を勝ち抜いた28人が出場し、上倉田町の竹本百合子さん(16)が奨励賞として県教育委員会教育長賞、上品濃の下野晴也君(7)が幼児の部に入賞した。
竹本さんは現在東京芸術大学音楽学校付属高等学校に通い、音楽の勉強に励む毎日。受賞に対して「昨年に続き賞をもらったことで、演奏を認めてもらった実感が湧いた」とのこと。コンクールに参加を決めた際、短時間で難曲を仕上げることを目標とし、今回達成できたという。本選では技巧的に難しいヴィエニアフスキの「コンチェルト1番」に挑戦。演奏中は聞いている人の心に届くことを意識したそう。休日は海外の絵を見に行くこともあるそうで「イギリス・ドイツ・アメリカなどに留学し、海外で活躍する音楽家になりたい」と将来の夢を語った。
下野君は3歳からバイオリンを習い、毎日コツコツ練習している。受賞に対して「うれしかった。いっぱい練習してよかった」とのこと。「常に本気」をモットーに、小さい頃から何回か舞台に立ってきた。本番に強いタイプで、出場前の方が緊張したとのこと。このほど神奈川青少年交響楽団の団長に許可され入団し、海の日に行われるコンサートにも出演する。父親と一緒にお互いの目標を定めながら上を目指している。
また4月26日に本選が行われたユースピアノ部門では、区内在住の竹前和夏さんが幼児の部に入賞した。
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