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矢部町 満尾医院 東ティモール支援続け10数年

社会

掲載号:2018年4月12日号

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現地で診療にあたる医師ら
現地で診療にあたる医師ら

 矢部町の眼科・満尾医院(坂西京子院長/医療法人社団三穂会)のふたりの医師が、3月に東ティモールを訪問し、診療や治療を行ってきた。同医院は2006年から同国へ支援を行っており、今後も継続していくという。

ふたりの医師が現地入り

 今回東ティモールへ訪れたのは岡野喜一朗医師と山口大輔医師。同院で患者から募った使用済みの眼鏡と支援金を持ち、首都のディリ入りした。遠視や近視、乱視などを測れる携帯機器を使って診断し、度数の合う眼鏡を提供。また手術も含め約80人を診察、処置も施した。

 東ティモールは東南アジアにある国。植民地支配や占領を経て2002年に独立した。同国で長年にわたり様々な支援を行ってきたのが、坂西院長の中学生の頃からの友人である中村葉子さん。カトリック聖心侍女修道会のシスターとして献身的に活動を行う彼女の姿に感動し、坂西院長も支援を始めたという。

課題は医療機器

 坂西院長は「医療従事者だからできることを」という発想から、現地で活躍する医師を育てようと中村さんに相談。貧しさのため医師になる夢を諦めていた現地の青年・マヌエルさんを支援することから活動が始まった。その後マヌエルさんは無事に医学部に入学、卒業を果たした。これに並行して、食料支援を継続して実施。また現地の土地を購入し、マヌエルさんが院長として医療活動ができるよう現在、環境を整えている途中だ。

 今回の訪問は、現地の医療環境を視察する目的もあった。実際に医療機器が古かったり動かなかったりするなかで、手術を諦めざるを得ない状況も。岡野医師からは「もっと手術ができる環境を整える必要がある」、山口医師からは「首都だけでなくさらに僻地に行き活動を行いたい」と、坂西院長に対して報告があったという。坂西院長は「大々的な活動はできないが、今後も地道に継続したい。眼鏡の寄付があればありがたい」と呼び掛けている。
 

山口医師(左)と岡野医師
山口医師(左)と岡野医師

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