戸塚区を拠点とする日立ソフトボール部の監督に就任した 齋藤 春香さん 日立ソフトボール部所属 49歳
勝利は人間力の向上と共に
○…「かつての古巣に恩返し」。そんな思いを胸に、この1月から日立ソフトボール部の監督に2度目の就任を果たし4月13日、愛知県名古屋市で開幕戦を迎える。「勝ちを意識することは大事ですが、選手一人ひとりの人間力の向上を図りたい。人としての魅力が高まり、集まるチームには結果は自ずとついてくる」
○…悲願の金メダル獲得を達成した2008年の北京オリンピック日本女子ソフトボールチーム代表監督を務めたことでも有名。選手としてもアトランタ、シドニー、アテネと三大会連続で出場。同部の前身である日立ソフトウェア女子ソフトボール部に所属し戸塚区長を何度も表敬訪問。「たくさんの応援や声援を頂いたことは今でも鮮明」と目を細める。8年ぶりに訪れた戸塚の印象は駅前開発に驚き、駅直結の区役所を大絶賛。しかし街並みが変わり「迷子になりそう」とのこと。
○…青森県弘前市出身。野球少女でアニメ「巨人の星」に夢中だったが「女の子は野球部に入ることはできない」と中学からソフトボールをはじめ高校時代には国体で活躍。優れた選手と多くのスカウトの声がかかる中、卒業後の進路は創部4年目で3部リーグの日立。「3年で優勝するためあなたの力が必要」という声掛けに「世界で活躍できる選手になる」という自信と、日立の歴史を自身で切り開くという魅力に惹かれ入部。結果、入部2年後にはチームが1部リーグ昇格を決めた。
○…2013年9月、東京オリンピック開催決定の瞬間には涙が流れたという。3大会12年ぶりにオリンピック競技としてソフトボールは復活する。「本当に嬉しい。沢山の声援が代表チームに届いて欲しいし、チームからもぜひ多くの代表選手を送り込みたい」と言葉を強めた。
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4月18日