区内の少年野球チーム「戸塚アイアンボンドス」が8月15日、サーティーフォー保土ケ谷球場で行われた「東京新聞旗争奪県学童軟式野球選手権大会」の決勝戦で、相武台レッドジャガーズ(相模原市)を5対2で破り、初優勝した。チャンスを捕えた粘り強い攻撃でつかんだ逆転勝利だった。
同チームは5、6年生をメインに編成。今年は4番・太田大雅主将、5番・白鳥颯斗君を中心とした「打撃のチーム」だ。
準決勝では、金沢イーグルス(金沢区)と対戦。2番・加藤颯真君のホームランを含め、ヒットを上手くつないだほか、白鳥君の双子の弟でエースの拓海君が相手打線を無失点で抑えるなど順調な試合展開を見せ、6回に7対0のコールド勝ちを果たした。
勢いに乗って迎えた決勝戦だったが、立ち上がりは相手打線に打ち込まれ、エラーも重なり4回まで1対2の劣勢。だが、太田主将を筆頭にメンバー全員が「どこかで必ず挽回できる」という強い気持ちを持って挑み、5回裏で疲れが見え始めた相手投手から確実に四球を選び、ヒットをつなぐなどして4点を奪取。見事優勝旗を手中に収めた。
自然に仲間意識醸成
普段は上品濃公園グラウンドを拠点に活動している同チーム。桑山嗣俊監督は、ヒットの確率を上げるために自分の立ち位置とは逆方向に向かって打つ「流し打ち」を取り入れ、強みである打撃の強化に注力してきた。太田主将は「大会ではこの練習が大いに生かされた」と話す。
さらに序盤で先取点を取られると崩れる傾向があることを踏まえ、日頃からメンタル面を強化。「練習でできたことは試合でも再現できる」をモットーに、練習量を増やすことで自信をつけてきた。桑山監督は「こうした日々の成果が決勝戦での逆転につながったのでは」と振り返る。
また、メンバーの多くが川上北小に通う友人同士。小1の頃から学校、野球ともに切磋琢磨し合ってきたため、自然と仲間意識が醸成されているという。太田主将は「各自が自主練や声出しを周りに呼びかけ、一丸となって取り組んでいる。この調子で良い結果を残したい」と力を込めた。
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