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市立大舞岡木原記念室 木原ゆり子氏が横浜文化賞 父・均氏の研究功績伝える

文化

掲載号:2019年10月31日号

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記念室の一角で微笑むゆり子氏
記念室の一角で微笑むゆり子氏

 横浜市立大学舞岡キャンパス木原生物学研究所内にある「木原記念室」の名誉室長・木原ゆり子氏がこのほど、市の最高顕彰にあたる「横浜文化賞」を受賞した。植物遺伝学者である父・木原均氏の研究姿勢や業績を伝えるとともに、科学を志す若手の育成支援にも注力してきたことが高く評価された。

 横浜文化賞は、芸術・学術・教育・社会福祉・医療・産業・スポーツ振興などの文化発展に尽力し、功績を残した人に贈られるもの。今回で68回目を迎え、ゆり子氏は「社会貢献」分野での受賞となった。

後進の育成支援に尽力

 市立大舞岡キャンパス内に2010年に開設された「木原記念室」。ゆり子氏は当初から名誉室長として、父・木原均氏の学者としての功績を伝え続けている。

 均氏は、生存するのに必要な最小限の染色体のセット「ゲノム」の概念を定義し、それを用いてコムギの祖先種を明らかにした植物遺伝学者だ。同所ではこうした研究実績のほか、イネの起源を突き止めるためにインド北東部へ赴いた様子など探検家としての顔も紹介。さらに、スポーツマンとして日本で初めて手作りのジャンプ台をつくって飛んだエピソードなども展示している。「好奇心旺盛で探求心の強い父の多様な面を伝えています」と話す。また、ゆり子氏はこれまで「木原記念横浜生命科学振興財団」の理事として、子どもたちによる身近な動植物の観察や調査、実験などの活動を奨励する「木原記念こども科学賞」の審査員も務め、均氏の意思を継ぎ後進の育成支援にも尽力。今回、こうした活動が評価につながった。

「科学の魅力を発信」

 均氏と同じ研究の道には進まなかったものの、動植物には深い親しみがあるというゆり子氏。「父はノートとルーペと鉛筆を持っては、花や草の観察をしていた。私もたまについて行きました」と思い出を振り返る。

 そうした父の影響を受け、自身もオーガニック野菜の寄せ植えに関する本を出版し、栽培の考え方と実技・講座なども行ってきた。「人々に日常の中でふと見つけた不思議から科学する楽しさを知ってもらえるよう、魅力を発信したい」と語った。

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