昨年7月1日から安全対策、暑さ対策のため施設の改修工事に入り、休館となっていた戸塚スポーツセンターが、個人利用の受け入れを7月14日から開始。本格的に再スタートを切っている。
今回改修工事を行ったのが、第1、第2体育室の「吊り天井」だ。東日本大震災で、ホールなど多くの人が集まる建築物の天井がこの吊り天井だったことから多数脱落。建築基準法の改正を受け市は、同センターを含む対象施設の改修を順次行ってきている。
もう1つが暑さ対策。同じく第1、第2体育室に「除湿型放射冷暖房」を設置した。ラジエーターの中に冷水・温水を循環させ、その放射により室内全体を冷やし、暖めるもの。センター職員が7月13日、効果を確認したところ、第1体育室が温度25度、湿度82%だったところ、装置作動後、温度は21度、湿度は60%に下がっている。また、通常の冷暖房機のように風が発生しないため、利用者の多い卓球、バドミントンの球が影響されず、プレーがしやすい利点もある。担当者は「外気や人の混み具合で多少の違いがあるが、これからの時期、暑さはかなり軽減できるはず」と話している。
運動で区民の健康促進
同センターは新型コロナウイルスによる緊急事態宣言明け後の6月3日、登録済の利用団体のみの受け入れからスタート。続いて7月1日にトレーニング室を、14日から個人利用を開始し、漸く本格始動にこぎつけた。有賀美由紀所長は「地域のスポーツ施設の拠点という意識で、区民の健康維持のためにも運動促進を進めていく。また、コロナ感染拡大を受け、体操のやり方をSNSで発信も始めたので参照を」と呼びかける。
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