戸塚町で体操クラブを運営する元五輪体操選手の田中和仁さん=写真=が12月4日、市内14校600人の児童が出場する横浜武道館の小学校体育実技発表会で演技披露する。田中さんは「大きな夢に向かう大切さを伝えたい」と話している。
横浜市各区が選ぶ代表校が、学校ごとにマット運動やなわ、表現運動などで実技発表を行う体育実技発表会。各学校が競い合うのではなく、他校同士が発表しあうことにより児童の成長促進を図る狙いがある。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止されたため2年ぶりの開催。戸塚区からは倉田小学校の5年生が出場し、ダンスによる表現運動を発表する予定だ。
これまでの発表会では金メダリストの山室光史さんや車椅子ダンサーのかんばらけんたさんなどが登場。今回、横浜市が田中さんに話を持ち掛け、快く了承したことで実現したという。
2012年ロンドン五輪で男子体操団体総合銀メダルを獲得した田中さんは、今年11月に戸塚町で「田中体操クラブ」を設立。発表会では「(児童が)大勢の前で発表するのは緊張すると思うが、練習してきたことを発揮できるよう頑張ってほしい」とエールを送りながら「自分の演技で目標や夢に向かって頑張る大切さを伝えられれば」と話す。
なお発表会は一般公開せず、児童や保護者関係者のみの開催となる。
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