原宿在住の川邊重男さんの自宅には、江戸時代に植えられた高さ13mにもなる大木「タブノキ」がある。樹齢420年以上にもおよび、2010年9月には、市の名木古木に指定されている。そのため川邊さんの一存で剪定することはできないことから、市の許可を得て3年おきに剪定。今回6月16日に作業が行われた。
当日は、依頼を受けた生駒植木(株)の生駒順社長が、酒、塩、米を使って作業安全を祈願し、清めを行った。生駒社長は「この太さでこれほど状態が良いのは珍しい」と見極めながら、社員と慎重に剪定を行った。全体を成形し枯れ木を落とした後、整えられたタブノキを見て川邊さんは、「今年は元気にたくさん伸びていたから、すっきりしてうれしい」と笑顔で話した。
タブノキは一年を通して葉をつける常緑樹で、高樹になることが多い。キジバトが羽を休めに来たり、リスが歯を削りに来ることもあるという。川邊さんは、「子どものころは枝の上に秘密基地を作ったり、てっぺんまで登ると江ノ島が見えたんだよ」と思い出を振り返る。「今は台風が来た時に風よけになってくれるので安心」と語った。
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