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公開日:2023.01.19

俣野町の交流サロン
高齢者の「つながり」支援
「樋口恵子賞」を受賞

  • 表彰状を手にする伊藤理事長(中央)とスタッフ

 俣野町にあるコミュニティカフェを運営する(特非)いこいの家夢みんが先ごろ、「第1回樋口恵子賞」を受賞した。昨年末、都内で行われた授賞式で表彰状を手にした伊藤眞知子理事長は「地域住民と共に頂いた賞。長年の活動が評価されて嬉しい」と笑顔で話した。

 女性や福祉、教育問題などを中心にテレビなどマスメディアにも多数出演し、活発な評論活動を行ってきた樋口恵子さん。その樋口さんの卒寿を祝って設立されたのが同賞だ。誰もが経済的・精神的に自立し、生きがいをもって社会に参加し続けられる超高齢社会を創り出すための活動を行っている個人、団体を表彰するもの。全国から個人・団体計122件の応募があり、1個人と2団体が表彰を受けた。

13種類の企画も

 同団体は、ドリームハイツに住む子育て世代の主婦を中心に1996年4月に発足。ドリームハイツの一戸に高齢者交流のサロンを開設し、活動を始めた。2014年、利用者増により現在の拠点に移設。コミュニケーションを育める地域にひらかれた多世代交流サロンとしての役割を担ってきた。

 取り組みはさらに深化し、現在は"つながりの場"の提供を目的に、歌声喫茶や健康麻雀、PC教室など約13種類のプログラムなどにも着手している。

若い世代 参加を

 「時には利用者、時には担い手」を掲げ、主にドリームハイツの住人など約50人のスタッフやボランティアが協力しながら運営してきた。しかし、担い手の中心は70〜80代の主婦たちとなっており、高齢化が課題となっている。

 そんな中、NPO法人や登録ボランティアなどと協力し、住民同士の助け合い活動や見守り活動、生活支援事業を行う「ボランティアバンク・えん」の運営も行っている。さらに今春をめどに開業予定の新拠点「みんなの居場所 夢カフェ」(仮称)の準備にも取り掛かっており、若い世代の積極的な参加を希望している。

 伊藤理事長は「多世代が一層つながり、誰もが安心して生き生きと暮らせる地域を目指している。そのための活動をこれまで以上に推進したい。若い世代の力が必要。ぜひ参加を」と呼びかけている。

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