戸塚区・泉区 教育
公開日:2023.07.06
戸塚小学校創立150周年
歴史踏まえつつ、前進
数々の難局乗り越え、今へ
横浜市立戸塚小学校(大谷珠美校長/児童数983人)が今年、創立150周年を迎えた。区内小学校でもっとも古い歴史を持つ同校は、大震災や戦争、感染症などを乗り越え、児童の育成に力を尽くしてきた。6月1日には記念式典を開催。新しい一歩を踏み出している。
戸塚小学校は1873年(明治6年)、「富塚学舎」として開校した。戸塚宿の本陣(戸塚消防署隣)であった沢辺九郎右衛門宅を借り、授業を始めたという。
1923年(大正12年)の関東大震災により一部を残して校舎は倒壊。それでも青空教室で乗り越え、27年(昭和2年)6月1日、現在の場所に新校舎を建設した。翌年には校内に実科高等女学校(現・戸塚高校)を開設している。
時代は戦時色を強めて行く。41年(16年)に校名が「戸塚国民学校」に変更。45年(20年)には日本軍が校舎を使用していたため、疎開していない児童の町内別授業を行っていたことも。終戦後の47年(22年)に校名が「横浜市立戸塚小学校」に改められた。
▽51年(26年)に東戸塚小学校が分離独立▽63年(38年)に創立90周年を記念して現在の校歌が誕生▽73年(48年)に校章・校旗が改変▽91年(平成3年)に室内環境整備により、教室廊下などが一新。2020年(令和2年)には新型コロナウイルスの感染症対策のため、卒業生と職員のみの卒業式が行われた。150年という長い年月の間には、さまざまな出来事があった。
記念式典盛大に
迎えた今年6月1日。同校で記念式典が開催された。午前は児童向け。「150周年のバースデーケーキ」の披露、各学年の学習成果発表、同校卒業生の三遊亭絵馬さんの紙切りショー、神奈川県警音楽隊の演奏、巨大クラッカーの発射などがあった。
午後は大人向け。多数の学校関係者、来賓者が集まり、記念の日を祝った。同校卒業生で原政敏さんがメンバーのダ・カーポのコンサートもあった。
大谷校長は「式典は児童向けは誕生会のような雰囲気、大人向けは同窓会のようだった。温かく心地良い時間が流れていた」と振り返った。
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