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公開日:2023.12.07

活動の省力化などに着手
全国的な評価を獲得

  • 表彰状を手にする佐藤会長(右)と古沢校長

 横浜市立柏尾小学校PTAが、PTA活動において顕著な業績をあげたとし、(公社)日本PTA全国協議会から「会長表彰」を初めて受けた。11月24日、都内で行われた式典に関係者が出席し、表彰状が手渡された。

 同協議会は、文部省(当時)が1948年に保護者と教職員の全国組織として設置。小中学校でのPTA活動を通して、家庭、学校、地域の連携を深めながら、子どもたちの健全育成を主な目的に活動を続けてきた。今年で創立75周年を迎えた日本最大の社会教育関係団体だ。

 柏尾小学校PTAが選出された「会長表彰」は、市内各区のPTA連絡協議会が前年度(今回は2022年度)の活動を踏まえ、市PTA連絡協議会に推薦、神奈川県教育委員会を経て、候補校として推薦されたもの。結果、今年度は全国で105団体が表彰(市内では3校)。選出されるまでには高いハードルをいくつも超えてきた。

オンライン導入

 柏尾小PTAが評価されたのは▽活動の省力化のため、今年度より配布物のペーパレス化、カーテン清掃の外部委託などの委員会活動の見直し▽平日の日中に活動できない保護者(会員)が増えたことを受け、「学校参集をできるだけ減らす」ことを目的に、オンライン(LINE Works)などを導入した。

 加えて、柏尾小学校を拠点とした町内会・自治会などの地域の交流が盛んな点を活用し、登下校指導の継続に尽力したほか、柏尾小郷土資料室での特別展実施を支援をしてきた。

 古沢昇一校長は「本校のPTAは教育活動をよく理解され、前年踏襲ではない、よりよいPTA活動を目指している。名誉ある表彰を受け、とても誇らしい」と話す。

 32代目となる、佐藤雄太郎PTA会長は「これまでの活動が評価されたことを大変うれしく思う。特に昨年度は、役員と委員会で多くの議論を交わし、その結果が今年度からの新しい取り組みにつながっていった。会員・学校・地域の協力があってこその表彰」と笑顔で語った。

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