横浜市立平戸小学校の6年2組が「総合的な学習の時間」を活用して、「インクルーシブ」の調査を進めている。6月5日には東戸塚の商業施設に設置されている遊具を実地で調査。熱が入ってきている。
障害の有無、性別、国籍などに関係なく、全ての人が社会の一員として、共生することを目的とするインクルーシブ。学習を始めたきっかけは、担任の渡邉勘教諭が自宅近くの由比ガ浜にある公園に設置されていた誰もが遊べる「インクルーシブ遊具」を見かけたことによる。早速児童たちに話すと、興味津々。研究が始まった。
調べてみると、東戸塚オーロラシティ・イオン棟屋上の「水の広場」に市内の商業施設で初のインクルーシブ遊具が設置されていることが判明した。渡邉教諭が授業への協力を呼びかけると、同施設の管理を担当する(株)京阪流通システムズと、遊具の製造をした(株)ジャクエツが同クラスの取り組みに賛同。児童を含むオンラインでの会議、6月5日には現地で両社の担当者から設置の経緯、視覚的に優しい白色を基調とした遊具の特徴紹介・解説があったほか、実際にスプリング遊具などに触れた。
2組の大井璃愛さん、衣山昂希さんは「製作の経緯や会社のポリシーを知れた。次の活動のステップにつなげたい」と笑顔で語った。渡邉教諭は「企業の方の協力に感謝している。子どもたちの今後の人生に良好な影響があるはず」と話す。
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