金沢区総合防災訓練が10月30日、六浦中学校などで行われた。このうち同訓練としては初めての津波対策訓練が、ダイエー金沢八景店で実施された。
当日は、金沢地区連合町内会やパークシティ自治会などから住民130人あまりが参加。金沢消防署員や消防団員、同店の店員らも加わり訓練した。
最初に行われた地震発生初動対応訓練では、震度7の地震が発生したとし、店員が買い物客役の住民らを屋外へ誘導。避難時は、頭部を守る買い物かごを店員が配布する工夫も見られた。さらに、大津波警報が発令された想定で、店内上階への避難を開始。車椅子など支援が必要な人も、数人で協力しあって避難させた。子どもと参加した洲崎町の女性(40)は、「津波からの避難場所としてまず思いつくのがこの店。子どもと一緒に訓練できて良かった」と話した。
避難訓練の後は、はしご車やヘリコプターを使い、河川に転落した人を救出したり、負傷者を搬送する訓練も。住民らが見守る中、署員らは迅速な動きで演技した。
同店では、従業員らが月1回の防災訓練を実施。あいさつに立った荻原正明店長は、「地震発生時はいかに速やかな誘導ができるかが重要。今回の訓練を踏まえ、これからもお客様の安全を守る努力を続けます」と話した。
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