金沢区・磯子区版 掲載号:2012年6月21日号
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横浜市幼稚園協会 金沢支部長を務める 檮木(うつき)勝彦さん 鎌倉市在住 74歳

子どもに寄り添う専門家に

 〇…横浜市幼稚園協会の元会長で、現在も金沢支部長を務める。区内のこすもす幼稚園とあけぼの幼稚園の園長として、幼児教育に尽力してきた。「幼保一体化」などを掲げる政府の保育制度改革案が進む中でも、「慌てることはない」と落ち着きを見せる。だが一方で、内容が”サービス”に傾きすぎではないかという危惧も。「子どもの育ちを第一に考えないと。制度がどうあれ、子どもに寄り添う専門家でありたい」と揺るがない理念を持つ。

 〇…こすもす幼稚園を開園したのは1975年。並木団地が造成され、人口が急増している最中だった。「当時は幼稚園が足りなくて、南区まで電車で通っている子もいた。知人から(幼稚園を)やってほしいと頼まれ決意した」と振り返る。親が営む造園業から一転、幼稚園の理事長に。「畑違いだが、もとから興味があった。子どもが好きだったしね」。だが幼児教育や園経営は全くの素人。同協会の勉強会や本を通して、実践しながら学んできた。

 〇…「金沢区は自然がたくさん残っていて、遠足の場所に不自由しないほど」とほほ笑む。幼児期の「遊び」は人間形成の基礎と言われる。園でも遊びを中心に据え、自然とのふれあいや友達との関係性づくりを促してきた。「集団の遊びの中で一人ひとりが育つ。私は、後ろから遊びを助け、自主性を育てたい」。モットーは「咸有一徳(かんゆういっとく)」。「人間は誰でも必ず良いところを持っている。それを伸ばすのが最大の目標」と話す。

 〇…行政との関係づくりがこれからの課題の一つ。行政や保育園、育児サークルなどから成る「子育て連絡会」に2009年度から幼稚園も参加するようになった。「幼稚園はこれまで行政との接点がほとんどなかった。園の考えを分かってもらうためにも、こちらから働きかけて変えていきたい」。各団体と連携をとり地域全体で子どもを育てる―幼稚園の試みが、ようやく歩き始めた。
 

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