金沢区・磯子区版 掲載号:2014年2月27日号 エリアトップへ

3月11日に大倉山記念館で復興応援イベントを行う「紫苑」の代表を務める 渡邊 純子さん 泥亀在住 

掲載号:2014年2月27日号

  • LINE
  • hatena

地上と天 つなぐ存在に

 ○…東日本大震災の3日後に、宮城県七ヶ浜町に住む母親の声を初めて聞くことができた。無事を喜んだが、「供え物のお干菓子を食べた」「お刺身が3切れ貰えたの」――被災地の様子を聞く度に、涙を流す日々が続いた。現地に足を踏み入れたのは、1カ月後。テレビからは伝わらない、360度広がる変わり果てた風景に言葉を失った。あれから3年。「忘れてほしくない」という現地の声を届けようと、大倉山で復興応援イベントを開く。

 ○…「紫苑」の花言葉は「遠方にいる人を想う」。「離れて暮らしていても、想いを寄せていたい」とイベント名にしたという。2012年9月、ボランティアを通して知り合った人たちと、七ヶ浜町で初めて公演を行った。「『やらなければ』という心のままに動いた」と静かに語る。運営も「一方通行にしたくない」との思いから現地の人々と協力。もちろん母親もスタッフの1人だ。昨年は地元の子供たちも出演した。「出会わなかった人と出会えた。この縁を大切にしたい」

 ○…小6で新体操を始めて以来、「表現すること」を常に追い求めてきた。「なせば成る。なさねば成らぬ」をモットーに、「面白そう」と思えば、迷わず挑戦。布を使って空中演技を行う「エアリアル」も、「最初はまったくできなかった」が、諦めることはなかった。始めてわずか7カ月で、愛知万博の舞台に立つまでになった。「地上で踊るように空中でも踊りたいと思って。負けん気だけは強いんです」と笑う。

 ○…以前、公演をみた被災者から、「エアリアルは見上げるから、いいですね」と言われた。うつむきがちだった自分に気づかさせてくれたのだという。「エンターテインメントの力は大きいと思う。地上と天をつなぐ存在でありたい」と願う。今はイベントを前に、外を飛び回る毎日。「ぼーっとする時間に罪悪感を覚えてしまう。時間貧乏です」と苦笑いを見せた。

金沢区・磯子区版の人物風土記最新6

林原 泉さん

「もう一つの横浜 金沢八景史」を著した

林原 泉さん

金沢区柴町在住 86歳

10月17日号

奥脇 竜哉さん

ムエタイのラジャダムナンスタジアム認定王者となった

奥脇 竜哉さん

金沢区富岡東在住 19歳

10月10日号

北村 正(まさし)さん

9月5日付で金沢警察署の署長に就任した

北村 正(まさし)さん

金沢区在住 57歳

10月3日号

有希乃(ゆきの) 路央(じお)さん

磯子まつりミュージックステージに出演する歌手

有希乃(ゆきの) 路央(じお)さん

磯子区岡村出身 22歳

9月26日号

藤田 健二さん

神奈川交流大会4連覇を果たしたローリングバレーボールチームのキャプテン

藤田 健二さん

金沢区釜利谷在住 45歳

9月19日号

佐伯 光茂さん

10月からシドニー総領事館公邸料理人となる

佐伯 光茂さん

金沢区釜利谷東在住 64歳

9月12日号

若栗 恭子さん

NPO法人こころの電話金沢の理事長を務める

若栗 恭子さん

金沢区釜利谷東 68歳

9月5日号

あっとほーむデスク

  • 8月15日0:00更新

  • 7月18日0:00更新

  • 6月20日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

洋光台でハロウィーン

洋光台でハロウィーン

仮装コンテストも

10月27日~10月27日

金沢区・磯子区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2019年10月17日号

お問い合わせ

外部リンク