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8月23日に定期演奏会を行う横浜ブラスマイスターの指揮者 板垣 暢恭(のぶやす)さん 釜利谷西在住 45歳

公開:2015年8月6日

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「変わらない」指揮者に

 ○…「マイスター(職人)のような奏者」を目指すため集う社会人を、指揮者としてまとめる。吹奏楽団の名はずばり「横浜ブラスマイスター」。年に1度の定期演奏会を続け、今年で15回目を迎える。「古典的な曲や、情景が浮かぶ曲を選んだ。客席と一体感のある演奏会を目指したい」。本番に向け、練習に熱が入る。

 ○…指揮者という立場だからこそわかることがある。奏者の「内面」だ。心の動揺は、音の響きやタイミングのズレとして表れてくるという。そんな時あえて「個人的な感情を団体に持ち込むな」という言葉を投げつける。「内面のことまで指摘されるのは嫌だと思う。口が悪いんです」と苦笑。しかしそこには、ひとつの想いがある。吹奏楽は大勢で足並みを揃えることが不可欠。だからこそ、周りを見る力を養い、質の高い音楽を作って欲しいのだ。市内小学校や高校などで指揮をとることも多いが「指導によって成長が見えると嬉しい」と笑みをこぼす。

 ○…幼少期から習い始めたピアノが、音楽との出会いだ。練習は厳しかったというが、数十人が奏でる音を同時に聞き分ける、指揮者の耳を養った。音楽の楽しみをより深く知ったのは中学の頃。吹奏楽部で、厳しいながらも自由に演奏できる環境に魅力を感じた。トロンボーンを手に取った高校では、音程や音色を自分の意志で変える楽しさを知った。一方「地味な練習の積み重ねをしてこなかった」と自省。「楽団には一歩一歩の積み重ねを大切にする人が多い。このメンバーを裏切らないことが、自分にできること」と話す。

 ○…社会人の楽団が、難易度の高い曲を目指すことは、想像以上に困難という。メンバーにはプライベートもある。練習を重荷と感じ辞めていく人もいる。「それでも、要求は高くいたい。何より大事なのは、自分が変わらないでいること」。楽団が「ブラスマイスター」でありつづけるための厳しさを、自らにも課し続ける。

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