金沢区・磯子区版 掲載号:2015年11月26日号 エリアトップへ

アマチュア王将位東関東大会で優勝した 渡辺 誠さん 富岡東在住 22歳

掲載号:2015年11月26日号

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目指すは八段の境地

 ○…アマチュア王将位東関東大会で優勝し、全国大会への出場が決まった。全国大会の準優勝を1回、3位を3回経験する実力を持つが、目標はあくまで「ベスト8以上」と控えめだ。「自分にプレッシャーをかけすぎないでおきたい」と笑顔で本音をこぼす。

 ○…4歳の頃、将棋好きの父の影響で始めた。3兄弟の次男で「兄弟とはしょっちゅう将棋を指していた」と振り返る。特に兄の影響は強い。プロ棋士への登竜門・奨励会に所属するほどの実力者だったが、「あと一試合勝てばプロ」という場面で敗戦した。「家族みんなで悔しがった。父は、口には出さないけれど『子どもをプロに』と期待していたはず。自分こそという思いがあった」。高校2年で、プロへの道を決意した。

 ○…「序盤、中盤、終盤どれもバランスよく戦える」と自らを評価。基礎となるのは「高校の授業を無視して取り組んだ」という2年生の頃の猛勉強だ。間もなく学生の全国大会で優勝する。「絶対にプロになれると確信した」――卒業後、奨励会への編入を狙って大会への出場を繰り返した。1年間戦い続けたが、社会人棋士の壁は厚かった。「上には上がいた。プロはどうしても厳しかった」。気持ちの整理は難しかったが、プロを目指した経験は、新たな将棋の魅力を気付かせてくれた。「経験を積むごとに同じ局面でも違う景色が見える。それが楽しい」と爽やかな笑顔を見せる。

 ○…忘れられない対局がある。今年6月、アマチュア竜王戦の決勝だ。制すれば、憧れの「アマチュア七段」が授与される。相手は同い年で、過去の勝敗は五分。どちらが優勝しても最年少記録という大一番だった。しかし最も集中すべき場面で「七段」「最年少」という言葉が浮かんだ。「結果は負け。雑念が自分の弱さだと思う」と認める。いま目指すのは七段、そして八段という境地。そこから見える景色を求め、実力を培い続ける。

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