来シーズンからサッカーJリーグ松本山雅FCに入団することが決まった 森本 大貴さん 関東学院大学 4年
「安心」と言われるDF(ディフェンダー)に
○…長野県松本市などをホームタウンとするJリーグ松本山雅FCの練習に参加し、実力が認められ来シーズンからの入団が決まった。練習では、184cmの長身を生かしたヘディングやディフェンダーとしてのコーチングをアピール。「練習試合にも出させてもらい、チームの皆さんやサポーターが温かく迎えてくれて、このチームでプレーしたい思いが強くなりました」
○…鳥取県出身。小2の時、ブラジル代表・ロナウドに憧れサッカーを始めた。高校は強豪校米子北に。選手権に出場するもプロからは声がかからなかった。「諦められなかった」と、横浜F・マリノスと提携している関東学院大に入学。ただ、レベルについていけず1、2年はBチームに甘んじた。練習に身が入らずミスが多くなる悪循環。モチベーションが下がったまま2年生の時に国体に選出されたが、大学の監督からの「今(不真面目)の状態では行かせない」との一言が転機に。「変わらないといけない」。練習にも熱を入れ、得意のヘディングに磨きをかけレギュラーを獲得した。
○…今は六浦で一人暮らし。「お金を稼ぐ大切さを学びたい」とサッカー部に許可を得て衣料品店で初めてアルバイトを経験した。プロチームへの練習参加が忙しくなり数カ月でやめてしまったが、給与をもらい改めて親からの仕送りのありがたさを実感した。「プロの試合ではサポーターがお金を払って観にくる。そういうことも忘れずにいたい」
○…高校で教わった「感謝、謙虚、我慢、気付く」―。「この言葉は僕の原点。これからも忘れずにプレーしたい」。まずは松本山雅で試合に出ることを目標とする。いずれは高校の先輩で、鹿島アントラーズの昌子源選手との対戦も望む。「今はカテゴリーが違うのでJ1にあがり対戦したい。その時は勝ってユニホーム交換できれば」と笑う。「誰からも愛される、森本に任せれば安心といわれるセンターバックになりたい」
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