金沢区の海の公園で11月21日、金沢消防署と近隣の3都市消防署の合同消防訓練が行われた。10年前から年1回、各都市で行われているこの訓練では、今回初の試みとして15tの大型簡易水槽と直径100mmホースを活用した遠距離送水と放水訓練が行われた。
今回の訓練は、神奈川県下消防相互応援協定に基づき行われた。金沢区のほか、横須賀市、鎌倉市、逗子市の消防署から62人が参加。震度6強の地震が金沢区内で発生し、消火栓が使用不能となったため、近隣の3市に応援要請する想定で実施された。参加した各都市の隊員は、連携しながら約470mのホースをつなぎ、大型簡易水槽から遠距離中継送水を行い、一斉放水訓練を行った=写真。
情報共有が大事
今回使用した大型簡易水槽は横浜市の所有。金沢消防署の伊藤賢司署長は「活用方法などを他都市の隊員と共有できたことはすごく大きい。連携などを確認できたことが今回の訓練の成果」と振り返った。
また、逗子市消防本部の草柳敦消防長は「隣接する各都市が訓練を通して顔の見える関係を構築することが災害時に一つになることにつながる。有事の際は各都市が『ONE TEAM』となり取り組むことが大事」と連携の重要性を強調した。
次回の合同訓練は鎌倉市で行われる予定。
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