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沖縄初のプロ球団へ 横浜市大 三吉央起投手

スポーツ

公開:2020年1月1日

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左から琉球ブルーオーシャンズの清水直行監督、三吉選手、寺原隼人コーチ
左から琉球ブルーオーシャンズの清水直行監督、三吉選手、寺原隼人コーチ

 横浜市立大学国際総合科学部の三吉央起選手(23)が沖縄県初のプロ野球球団「琉球ブルーオーシャンズ」に入団する。同球団は昨年7月に発足。横浜市立大学としては初のプロ野球選手の誕生となる。

 「プロ野球選手になるのが子どもの頃からの夢だった」と話す三吉選手。しかし、中高時代に「勉強も野球も両立したかった。ずっと野球だけに打ち込んでいる強豪校の選手たちには敵わない」との思いで一度、その夢を諦めていた。再びプロを意識するようになったのは4年生になる前の春休み。自身の球速が最速147キロであることが野球専門のメディアに取り上げられた。「自分に可能性を感じた」。4年生の春に一度は就職活動も行ったが、5月にはプロ野球選手一本に絞った。

 しかし夏に右ひじを故障。靭帯が伸び切ってしまい、その年の10月にトミー・ジョーン手術を受けた。「どうしてもこれから野球で勝負したいという気持ちが強かった」。そう話す三吉選手は怪我の復帰を待ってから入団テストを受けるため、半年休学をしてもう1年大学に残る「野球浪人」を決めた。野球部を引退してからの1年は個人でリハビリとトレーニングを続け、11月に同球団の入団トライアウトに合格した。

 沖縄には叔母が住んでいることもあり、毎年、年始には家族で訪れているという。「縁のある沖縄初のプロ球団でプレーできるのは嬉しい」と三吉選手。「来年からスタートする球団なので、一緒に成長しながら沖縄を盛り上げていければ」とこれからの意気込みを話す。

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