洋光台SUNSUN商店会の会長に就任した 伊藤 明人さん 磯子区洋光台在勤 36歳
「お客様の笑顔が僕の利益」
○…同じビルに入る4店舗の飲食店で「洋光台SUNSUN商店会」を11月に立ち上げ、会長に。「飲食業界はコロナ禍で厳しい状況。こんな時だからこそ周りの皆さんと協力して何かできたらいいなと」。カフェや居酒屋、蕎麦屋、スナックとそれぞれ業態も営業時間もバラバラだが「小さなことから活動しそれが活性化につながれば」と意気込む。
○…磯子区洋光台出身。洋光台第一小、第一中学校出身の地元人。祖父が沖縄で金目鯛の漁師だったこともあり幼少期に海に連れて行ってもらい釣りを楽しんだ。「魚好きのルーツですね」と笑う。釜利谷高校を卒業後、飲食業界に進みたいと専門学校に進学し調理師免許を取得。新杉田の居酒屋に勤め24歳で店長になった。人材教育や経営に携わるうちに「自分のブランドを持ちたい」と35歳で独立。洋光台で「立ち飲み家 さかな商店」を立ち上げた。
○…「魚のことで頭がいっぱい」と話すほどの「魚好き」。小学5年生の長男と一緒に釣りに行くことが、仕事を頑張れる理由だという。「先月、息子が初めてハゼを釣って喜んでいたのが忘れられない」と優しい父親の一面も見せる。全国の魚の食べ歩きも趣味の一つ。先月には石川県・金沢市を訪れ、市場にも足を運んだ。「地方でしか水揚げされない魚がある。そういうのを見て勉強してお客様にお出しする時にお話しできれば嬉しい」と笑顔をみせる。
○…2年前にオープンした自身の居酒屋には、少年野球時代のコーチや仲間が足を運んでくれた。「地元に店を出してよかった」と今でも交流が続くことが嬉しい。「お客様の笑顔が僕の利益なんです」。地域、会員、お客様が笑顔になるような活動をこれから展開していくつもりだ。
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2021年1月7日号