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金沢区・磯子区 人物風土記

公開日:2021.07.15

磯子区スポーツ推進委員連絡協議会の会長を務める
高浦 彰一さん
磯子区上中里町在住 65歳

仲間と楽しみ輪を広げる

 ○…地域に根ざしたスポーツ・レクリエーション事業の企画などを担うスポーツ推進委員。磯子区では約120人が委嘱を受け、各地区での「健民祭」や、横浜マラソンなどのスポーツイベントを裏で支えている。「皆ボランティアとして貴重な時間を使うのだから、せっかくなら楽しまないと」。率先して活動を楽しむのがモットーだ。

 ○…東京都出身。就職後に磯子へ移り住み、2000年ごろに自治会の班長を担ったことから地域での活動が始まった。活動を通して他地区の人ともつながり、「体育指導委員(現・スポーツ推進委員)をやってみないか」と声がかかったのが05年ごろ。それから15年以上にわたって委員を務め、今年4月から会長を務める。グラウンドゴルフや輪投げなど既存の事業を進めつつ、「ダンスやeスポーツとか、若い世代も楽しめる新たなことも考えていきたい」。新型コロナへの対策を講じながら、新たな取り組みにも意欲を見せる。

 ○…高校から始めたバレーボールは20年近く続け、就職先のエンジニアリング会社の社会人チームでもプレー。神奈川代表として全国大会出場の実績を持ち、かつては母校での指導も経験した。ポジションはセッターで、「自分が上げたトスを仲間が決めてくれると、気持ちが一つになった気分でうれしくなる」。チームスポーツの魅力を肌で感じてきた経験は、仲間とともにイベントを支える今の活動にも生かされている。

 ○…目指すのは活動を担う委員やイベントの参加者含め、若い世代にも活動を広げること。「まずは皆で楽しむ。そうしたら自ずと人も集まってくるはず」。楽しみながら輪を広げ、スポーツイベントを楽しむことはもちろん、支える側の意義も伝えていく。

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