健康と幸せ運ぶアーユルヴェーダ 文・寺島まき(アーユルヴェーダ・ライフスタイル・カウンセラー)9月 「お月見散歩のススメ」
秋を感じ始める9月ですが、体の中にはまだ夏に受けた太陽の熱が残っています。アーユルヴェーダでは、夏に蓄積した熱(ピッタ)が秋に悪化すると考え、余計な熱を外に出すようにすすめています。
そこでぜひ取り入れていただきたいのは「お月見散歩」です。日本に昔からある「お月見」ですが、アーユルヴェーダ的にみると月の光を浴びることは体の熱を冷ます効果が。さらに、お団子のような甘くてしっとりとした食べ物はピッタを下げてくれるのです。甘いものの後でいただく緑茶の渋い味もまた、ピッタを下げてくれます。毎晩夕食の後に15分、月の光を浴びてお散歩に出かけましょう。食後の15分散歩は、肥満・高血圧・糖尿病予防にもおすすめです。
注意したいのは、甘いものの後についついお煎餅などしょっぱいものを食べること。塩味はピッタを上げるので秋は控えたほうがいいでしょう。体の中にたまった熱をそのままにしておくと、胸やけや口内炎、皮膚のトラブル、眼の疲れ、不眠といった不調につながりますので、秋には夏の暑さを引きずらないことが大切です。日本に昔からある風習は、アーユルヴェーダ的に見ても、とても理にかなっているものが多いので、今改めて健康のために取り入れてみるのが良いですね。
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