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公開日:2026.05.07

磯子区の梅林小学校 うめりんこクラブが文部科学大臣表彰 読み聞かせを四半世紀

  • うめりんこクラブのメンバーや司書教諭、安達校長(右)

    うめりんこクラブのメンバーや司書教諭、安達校長(右)

 磯子区の梅林小学校で活動する読み聞かせボランティア「うめりんこクラブ」がこのほど、子どもの読書活動の実践を進めた功績で文部科学大臣表彰を受賞した。保護者や地域住民が学校と協力し、児童が本に親しむ機会を四半世紀にわたって作り続けている。

 文部科学省では子どもの読書活動を推進するため、2002年度から優れた実践を行う学校・園、図書館、団体・個人を表彰している。今年度は全国から249件が受賞。横浜市内からは同団体のほか、港北図書館、南区の南吉田小学校が選ばれた。

毎週木曜朝に活動

 同団体は02年2月、保護者の発案で発足。今年度は児童や卒業生の保護者、地域住民など37人が参加し、活動25年目を迎えた。同校の図書室には同団体の専用棚があり、蔵書は327冊に上る。

 発足当初から取り組むのが、児童への読み聞かせだ。現在の活動日時は、毎週木曜日午前8時25分から約10分設けられている「朝の読書タイム」。1・2年生と個別支援級は毎週、3年生以上は順番に同団体のメンバーがクラスに入り、分担して読み聞かせを行っている。

 さらに、年2回は昼休みにも公演を行うなど、読み聞かせを通して児童と本をつなぐ活動を展開している。安達修久校長は「読み聞かせの時は、子どもたちがとても集中して話を聞いている。いつも子どもたちと本をつないでいただき、感謝しかない。今後も無理なく、楽しく続けてほしい」と話す。

活躍の幅広げる

 同校が創立65周年を迎えた24年度には、同団体がオリジナル紙芝居「梅林ものがたり」を制作した。校名となっている「梅林」について、かつて梅の名所として知られた「杉田梅林」の歴史や経緯などを紹介する作品として、資料を調べるなどして脚本や作画からメンバーたちが全て手作り。同作は地域のイベントや高齢者向けの集まりでも披露されるなど、活動の場は校外にも広がっている。

 また、昨年度は障害の有無に関わらず誰もが楽しめる本を集めた「りんごの棚」を同校図書室内に整備して、点字がついた本なども用意。児童向けの読み聞かせにとどまらず、アイデアを持ち寄って活動の幅を広げてきた。

 在校生・卒業生の保護者だけでなく、地域からの参加も受け付けており、メンバーは随時募っている。昨年度の代表を務めた中川有加利さんは、「子どもたちの笑顔が見たいと思って活動している。うめりんこの活動が、子どもたちの楽しみの一つになってくれたらうれしい」と笑顔で話した。

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