健康と幸せ運ぶアーユルヴェーダ 文・寺島まき(アーユルヴェーダ・ライフスタイル・カウンセラー)11月 油分のある温かい食事で乾燥対策
急に気温が下がり、乾燥が気になる季節になりました。寒くなると、手指の荒れや踵のひび割れ、かゆみ、膝や腰の痛み、便秘が気になるということはありませんか。アーユルヴェーダでは、冬が近づくと自然界のヴァータ(風のエネルギー)が増えることで身体の中も風が吹き荒れた状態になり、「冷えて、乾燥し、きしんでくる」ため、それらの症状が出やすいと考えます。また、産後や60歳以降の方も、急激に体内のヴァータが増加するので、「油分」と「温め」で対策をしましょう。
まずは、十分な油分を補充することと、体内の油分を奪わないようにすることが大切。例えば、お味噌汁に入れる野菜を油で炒めてから使ったり、仕上げにオイルを垂らすのも良いです。身体を乾燥させてしまう食べ物、パンやシリアル、乾物の取りすぎには注意を。また緑茶の渋味に乾燥作用があるため、食後の一杯程度に留めましょう。
スープやお味噌汁などの温かい食事をとり、温かいお風呂に入ることもヴァータを鎮静してくれます。生野菜や冷たい飲み物もなるべく控え、水分補給にはお白湯がお勧め。アーユルヴェーダでは全身、頭、耳、鼻などからオイルを取り入れる方法もありますが、まずは油分のある温かいお食事から、乾燥対策を始めてみてください。
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