「幻の杉田梅林復興・杉田梅まつり」で実行委員会の会長を務める 上田 祥廉さん 磯子区杉田在住 46歳
伝統を継ぎ、活気ある町に
○…京急線杉田駅からJR線新杉田駅まで店舗が並ぶ商店街「ぷらむろーど杉田」の会長を務めることから、杉田梅まつりの運営役に。一員として活動する中で地域内で新たなつながりができたり、今まで知らなかった歴史を知る機会になった。「商店街の店舗やお寺など、杉田には良い所がたくさんある。リアルなイベントはできなくても、歴史や町のことを知る機会になれば」
○…中区出身。両親は関内でそば屋を営み、そば屋と居酒屋で働いた経験から「いずれは自分の飲食店を」と考えていた。転機は22歳の時。友人が美容師だった縁で、接客の勉強を目的に転職。同世代と切磋琢磨しながら、一つずつステップアップしていく中で、美容師の面白さに惹かれていった。「飲食とは違って好きな服装や髪型で働ける。周りに年上が多かった飲食時代とも違い、同年代と働けたのも楽しかったかな」。市内で店舗の立ち上げにも携わった後、16年前に独立して杉田で開業した。
○…移転や出店を経て、現在は杉田でHUG&LUGとHUG LIFEの2サロンを経営。新たにシャンプーメーカーも立ち上げた。自らの役割を「お客様だけでなく、スタッフの生活も豊かにしていくこと」と語り、関わる全ての人の幸せを追求する。
○…商店街の会長は昨春から務めるが、コロナ禍でイベントができない日々が続く。「会長といっても、商店街としては何もできていない。先輩たちの伝統を継いで、自分ができることをプラスしていければ」。まずはホームページをリニューアルし、今後は情報発信のためにSNSも活用予定。「町がより活気づいて、若い人もどんどん集まってほしい」。そんな町を目指し、杉田の魅力を伝えていく。
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