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金沢区・磯子区 トップニュース社会

公開日:2022.10.13

大道町内会
「出前」で初の防災訓練
身近な会場で参加促す

  • 住宅街に止まる起震車=大道町内会提供

 金沢区の大道町内会(佐藤邦彦会長)は、新たに「出前」での防災訓練を始めた。地域住民により身近な場所で訓練を行うことで、多くの人に経験してもらうことが狙い。10月16日に大道1丁目の住宅地で2回目を開く。

 これまで同町内会は大道小学校で訓練を開催し、関係者を除いて毎回20人ほどが参加。近年は同じ顔触れが多く、若い世代を中心に新たな住民に参加してもらえないことが課題だった。

 そこで「来てもらえないのであれば、こちらから出向いていこうと考えた」と佐藤会長。町内会防災部長も兼ねる長島實副会長らと検討を重ね、近隣住民らの了承を得て町内でも比較的新しい住宅地の道路を会場とする訓練を企画した。

楽しむ要素も

 初開催となった9月11日の訓練は、同校から少し離れた大道2丁目の旧青木製作所跡地住宅で行った。金沢消防署六浦消防出張所や金沢消防団の協力を得て、住宅に囲まれる中で参加者は消火器による初期消火体験やAEDを使った心肺蘇生法を実践。さらに、起震車による震度7の揺れ体験や、子どもが楽しめる消防車との撮影会、防災グッズの配布も行った。長島副会長は「もう少し参加者が増えてほしかったが、子どもも多く来てくれたのはよかった」と話す。

 次回は10月16日、大道1丁目のタクエー住宅地内、侍従川沿いの道路が会場となる。初回と同じく消火器や心肺蘇生法、消防車との撮影会のほか、今回は煙体験も予定している。午前10時から11時45分まで。

 佐藤会長は「消火器やAEDなどを一度体験してみるだけで、いざという時の対応が変わってくる。気軽に参加してみてほしい」と話す。3回目以降は未定だが、今後も別会場での実施を検討していくという。

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