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金沢区・磯子区 人物風土記

公開日:2026.07.02

神奈川県民セーリング大会で審判委員長を務めた 斉藤 英明さん 金沢区六浦在住 71歳

  • 斉藤 英明さん (写真1)

信頼される海上の審判

 ○…国内に約120人いるA級審判の一人。今年6月に行われた「神奈川県民セーリング大会」で審判委員長を務め、「普段から信頼される人物」を常に心がける。審判の際、欠かさずに携帯しているルールブックは風と波でしわだらけだが、選手からの質問にいつでも対応できるよう、メモが事細かに書き込まれている。

 ○…東京都出身。小・中学校では水泳に、高校では剣道に打ち込んだ。水泳大会に出場するなど「昔から体を動かすことが好きだった」と楽しそうに話す。ヨットを始めたのは大学1年生の時。入学した横浜国立大学でヨット部の活躍に憧れ、「強いところで自分を試してみよう」と入部した。江の島で年間130日以上合宿を行うなど、努力を重ね、1977年の全日本学生ヨット選手権では470級で優勝。毎年同期6人で集まり、思い出を語るという。「ライバルだった同期とは互角だったので、同じ条件のヨットで競い、切磋琢磨できた」と当時を振り返る。

 ○…大学卒業前に審判の資格を取得し、ジュニアから五輪代表選考まで170大会800レース以上を担当。現在は「八景島マリーナ」に所属する10大学の学生の指導も行う。寄せられる質問や動画に対し、「規則42に違反するから本番では禁止」などと明確な根拠を示しながら丁寧に助言する。「少しでも役に立てれば」と目を細める。

 ○…県スポーツ優秀選手賞を受賞した際、当時の県知事から贈られた「末永く県のスポーツ選手の手本、見本となってください」という言葉を今も胸に刻む。「海上での審判は体力も知識も必要だが、選手のあいさつや感謝の言葉が何よりの原動力」。これからも温かくも厳格なまなざしで海を見つめる。

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