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公開日:2026.06.25
磯子峯第二公園愛護会が国交大臣表彰を受賞 「試行錯誤が楽しい」
磯子区の磯子峯第二公園愛護会が、第37回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞した。清掃、花壇の手入れなど、日常的な維持管理を毎月1回行う同会。四則計算による花壇づくりや、ごみ袋を使わないという決断など、創意工夫を凝らした活動が特徴。試行錯誤しながら持続可能な公園づくりに励む。
同表彰は、花と緑の愛護に顕著な功績のあった民間団体を称えるもの。全80団体のうち、市内では3団体が受賞。5月に都内で開かれた「みどりの愛護」のつどいで表彰された。同会は丘の上に位置し、円を描くように広がるパーゴラが特徴の磯子峯第二公園で清掃や花壇の整備を行うため、2000年に発足。現在6人の会員が、8カ所の花壇で60種類以上の植物を育てている。
3代目会長の中山智晴(ちはる)さんは就任9年目。就任当時の公園は「草が生い茂っていた」と振り返る。そんな環境を整備し彩りをもたらしたのは、中山さんの凝らした工夫の数々によるものだ。
特に力を入れているのは植える(足し算)、株分け(割り算)、種を取って増やす(掛け算)、不要な草を引き抜く(引き算)の「四則計算」による花壇づくり。常に手入れのしやすい植物について研究し、一度植えると毎年花を咲かせる「宿根草」を中心に育てている。1年で枯れる「一年草」に比べて維持が楽になるそうで、「高齢者も簡単に作業ができる」と至る所に工夫が光る。いかに手間を省けるかを日々模索する中山さんは「試行錯誤が楽しい」と嬉しそうに話す。
ごみ袋不使用の決断
また、園の環境維持にも様々な努力を重ねてきた。動物のフン害には、会員でもある夫と協力して半年間コーヒーのかすを撒き続けることで対策。さらに、刈った草は堆肥として敷地内で再利用することで、ごみ袋は使わない。「ごみはごみを呼ぶ」と考え、環境に良い循環を模索する。
同会は「誰もが寄っていきたくなる、街中華のような場所」を抱負に掲げる。定例活動はラジオ体操で始まるといい、「和やかで、リフレッシュになっています」と会員は笑顔を見せる。定例活動以外でも好きに作業ができるよう、全員に倉庫の鍵を配っている。
高校生ボランティアを受け入れ、近所の小学生が手伝いに参加することも。植物の質問など、訪れた人との会話がうれしく、励みになるという。「花壇を整備する愛護会、遊びに来る子どもたち、植物に集まる生物、誰もが園に集う光景が幸せ」と中山さん。今後も「無理なく楽しく活動を続けたい」と話した。
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