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公開日:2026.06.18

人・まち・デザイン賞 集会所から団地を再生 磯子区洋光台の活動選出

  • 世代を超えて約70人が参加した集会所での音楽会=洋光台南第一住宅管理組合提供

    世代を超えて約70人が参加した集会所での音楽会=洋光台南第一住宅管理組合提供

 磯子区洋光台での「『みんなのリビング』を目指して」の取り組みがこのほど、「第12回横浜・人・まち・デザイン賞」の「地域まちづくり部門」に選出された。洋光台南第一住宅で住民が主体となり、集会所の再整備から運営まで取り組む様子が、団地再生のロールモデルとして評価された。

 同賞は魅力あるまちづくりをより広く進めていくことを目的とするもの。市内での地域まちづくりに関して特に著しい功績のあった活動を「地域まちづくり部門」、都市景観の創造や保全に寄与した街並みを構成する建造物などを「まちなみ景観部門」として表彰している。

 今回は全体で地域まちづくり部門に39件、まちなみ景観部門に59件の応募があり、磯子区と金沢区からは洋光台の取り組みが唯一選出された。

住民協力で整備・運営

 「『みんなのリビング』を目指して」は、洋光台南第一住宅管理組合と洋光台四街区自治会による活動。洋光台南第一住宅の団地中央に位置する四街区の集会所を拠点に、多世代が交流する場を作っている。

 取り組みの契機は、2021年に実施された集会所のリニューアルだった。1971年の入居開始から約50年が経過し、もともと集会所があった約40mの給水塔が耐震不足のため解体されることが決定。住民同士で意見を出し合って集会所の再整備を検討する中で、以前は給水塔の2階に位置し、「自治会や老人会以外で使うことがなかった」という意見が寄せられた。そのため土足でも入れたり、子どもが寝転がれるような小上がりを作るなど、世代を超えて立ち寄れる住民の理想を形にした場を整備。解体費を含めた約6・5億円を住民が負担した。

 完成した集会所は木造平屋建てで、延床面積約444平方メートル。夏祭りなど住民が数多く集まるイベントにも対応する。「普段使いができて、家のリビングの延長のような場所になってほしかった」と管理組合の木田進太郎理事長。管理組合や自治会の枠を超えた8人の住民でチームを組んで運営し、「集会所サポーター」が開所時の見守り役を務めるなど、誰もが安心して利用できる環境を住民同士で助け合って整えているという。

 サークル活動や子ども向けのチアダンス教室が開かれるほか、音楽会といったイベントも企画。住民が集うとともに地域にも開かれた場となっている。自治会の渡部俊会長は「今後も運営を続けるのが課題。皆さんの理解を求めながら続けていきたい」と話した。

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