金沢区・磯子区 社会
公開日:2026.07.31
山中市長の言動「重大なパワハラ」 第三者委員が認定
横浜市の山中竹春市長による市職員らへのパワーハラスメントについて調査していた第三者調査委員は7月30日、調査結果を公表し、山中市長の複数の言動を「重大なパワハラ行為」と認定した。
この問題は1月に当時の人事部長だった久保田淳氏が山中市長から業務中に怒鳴られたほか、市長室への出入りを禁止されたとして、言動の是正を求めていたもの。市会の決議を受けて調査委員となった3人の弁護士が3月から山中市長や職員に聞き取り調査やアンケート調査を行ってきた。
報告書は、久保田氏が挙げた言動のうち、▽市長室で怒鳴る・書類を投げつける▽手で拳銃を作り、銃口を久保田氏に向けるポーズ▽深夜や休日を問わない常態的な業務連絡▽久保田氏を含む幹部職員の市長室への出入り禁止――などをパワハラと認定した。一方、催しに出席していた市議の容姿を中傷したとされる発言などは証拠不十分で「真偽不明」とした。
「職員の安全を脅かすレベル」
報告書では、山中市長の言動について「指導の域を完全に超え、職員の精神的な安全を脅かすレベルに達している」と厳しく指摘した。
山中市長「反省している」
報告書公表後、山中市長は「私自身の言葉遣いや配慮が十分ではなく、大変重いご負担をおかけしたことについて、深く反省するとともに、申し訳なく思っております」などのコメントを発表した。
久保田氏は同日夕方に取材に応じ、調査結果について「極めて適正であると受け止めている」とし、「単なるパワハラ認定にとどまらず、市長の人権感覚にも言及してくださったことに感銘を受けている」と述べた。山中市長に対しては、「言動によって傷つけられた一人ひとりに丁寧な形で謝罪していただきたい」と求めた。
市議「全く反省していない」
2025年の市長選で山中市長を支援した市議は「市長のコメントを見て、全く反省していないと感じた」と話した。一方、別の市議は「パワハラと仕事ぶりは分けて考えるべき」と述べ、すぐに評価できないとの考えを示した。また、別の市議は「市長が議会でいつ、どのような場面で説明するかが次の焦点になる」と話し、対応を見極めたいとした。
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