横浜山手町内会 防犯パトロール隊を結成 子どもたちの安全確保をめざす
磯子山手町内会(池田肇会長)がこのほど、防犯パトロールボランティアを結成し、活動を開始した。メンバーたちは空き時間や犬の散歩時などを利用して、子どもたちの安全を見守る。
今回、防犯パトロール隊を結成した磯子山手町内会は、磯子旧道から山側の一帯をエリアとする組織で、約1250世帯が加入している。
同町内会が防犯パトロール隊の結成を検討し始めたのは、昨年の夏ごろ。町内会地域を含む、小学校の学区内で、小学生が被害にあう事件が立て続けに発生。町内会では、防火防犯防災環境連絡会のメンバーが中心となって対応策の検討を行い、防犯パトロール隊を組織することを決定した。
その後、活動規約などを整備しつつ、回覧などでメンバーを募集。36人の希望者があり、12月25日に発足式が行われた。式典の中で池田会長は「町内会全体で子どもたちを守っていこう」と挨拶した。
隊員たちは、胸にロゴの入ったオレンジ色のジャンパーや腕章など揃いの格好をし、空き時間や犬の散歩時などを利用して地域を巡回。登下校時や塾などから帰宅する子どもたちの安全を見守る。
町内会の防火防犯担当者は「派手なジャンパーを着た隊員たちが町のあちらこちらを歩いて姿を見せていることが、地域内の犯罪抑止につながる」と話す。
現在の人数では、パトロールの範囲や時間に限界があることから、町内会ではメンバーの増員を図りつつ、防犯活動を継続。約3ヵ月が経過する4月に隊員たちによる意見交換会を行い、地域の防犯状況の確認や、活動の改善点などについて話し合いを行う。
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