４月1日告示、10日投開票が行われる横浜市会議員選挙と神奈川県議会議員選挙に向け、磯子区からの立候補予定者の顔ぶれが出揃ってきた。本紙の調べでは２月28日時点で、市議選（定数４）に現職４人、新人１人の合計５人が、県議選（定数２）には現職１人、新人３人が名乗りを上げている。
４つの議席を争う市議選。現職では、前回の得票数順に、自民党の関勝則氏（１期・47歳）、無所属の太田正孝氏（８期・65歳）、公明党の加藤広人氏（４期・52歳）、民主党の中尾智一氏（２期・44歳）の４人が立候補の意志を固めている。また、新人では神奈川ネットワーク運動・永島順子氏（56歳）も、立候補に向け準備を進めている。
関氏は現在、市会で建築・都市整備・道路委員会の副委員長などを務め、高齢者支援や中小企業振興などの実績を訴える。
太田氏は会派・無所属クラブの団長を務め、Ｙ１５０開国博の赤字補てん問題や市職員の削減、みどり税廃止などを主張する。
加藤氏は市会運営委員会の副委員長などを歴任し、市立小学校への専任教諭配置や脳血管救急医療体制の整備などの実績を訴える。
中尾氏は現在、市会で経済観光・港湾委員会の委員長などを務め、区内のバリアフリー化や市内中小企業支援などに取り組む。
永島氏は前回、県議選に出馬。今回は市議選に舞台を変え、障害者・高齢者の支援体制充実や形骸化した議会の改革などを訴える。
２議席を争う県議選。２人の現職のうち、新井敏二郎氏（５期・79歳）が、今期限りでの引退を表明し、民主党の茅野誠氏（３期・57歳）は、立候補を予定している。
新人では、新井氏の後継者として、娘の新井絹世氏（42歳）が自民党から出馬の意思を固めているほか、一昨年７月の衆院選・南関東ブロックに国民新党から立候補した市川智志氏（44歳）も出馬の準備を進めている。ほかに、前回の衆院選と昨年の参院選に立候補した山本誠一氏（39歳）も、立候補に向けて準備を行っている。
茅野氏は学校教育の充実や、経済対策による雇用創出への取り組みなどの実績を訴える。
新井氏は地域ぐるみでの子育てや介護者ケア体制づくり、ワークライフバランスの推進などを主張する。
市川氏は議会改革や地方分権の推進、学校教育環境の改革、高齢者の医療介護の充実などを訴える。
山本氏は最大多数の最大幸福社会の実現をテーマに、議員報酬削減や期末手当、政務調査費廃止を掲げる。 なお、区内の有権者数は、平成22年12月２日現在、13万５６９９人となっている。
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