横浜市会議員選挙と神奈川県議会議員選挙、県知事選挙の投開票が4月10日に行われ、磯子区選挙区での当選者の顔ぶれが決まった。市議選では、関勝則氏(自民)が前回の初選挙に続いてトップ当選を果たした。
4つの議席を争う市議選には、関勝則氏のほか、無所属で9期目をめざす太田正孝氏、3期目当選を狙う民主党の中尾智一氏、5期目をめざす公明党の加藤広人氏の現職4人と、元職で無所属の浅川義治氏、新人の神奈川ネットワーク運動・永島順子氏、同じく新人で共産党の児玉俊明氏の7人が出馬し、選挙期間中、防災対策や議会改革など、それぞれの実績や政策を訴えた。
投開票当日、開票所となっている磯子スポーツセンターで各投票所から集められた票の開票作業が始まると、関氏の票が他の候補を圧倒。1万7133票という記録的な得票数でトップ当選を果たした。
2位には、1万3374票を集めた中尾氏、3位に1万112票の太田氏、4位に9998票の加藤氏が入り、現職4人全員がそれぞれ議席を守った。5698票の永島氏、4171票の浅川氏、3071票の児玉氏は及ばなかった。
事務所で当選確実の一報を聞いた関氏は、集まった後援者らを前に、「みなさんがチーム勝則としてめいっぱい動いていただいたことと、駅頭などを通じた私なりの無党派の方たちへの浸透が、このような思いもよらない多くの票をいただく結果となった。2期目も全力を尽くしていきたい」と挨拶。花束贈呈やダルマへの目玉入れを行った後、関係者など全員で万歳し、当選を祝った。
県議会は新井氏がトップ
同時に行われた県議選では、定数2に対して、現職で4期目をめざす民主党・茅野誠氏のほか、引退する新井敏二郎県議の娘で自民党の新井絹世氏、無所属の市川智志氏、山本誠一氏、小林元氏の新人4人を合わせた5人が立候補。9日間の選挙戦を戦った。
開票の結果、新井氏が2万4650と圧倒的な得票で、早々とトップ当選を決めたほか、茅野氏が1万6984票を獲得し、議席を守った。1万1884票の市川氏、4388票の山本氏、2884票の小林氏は、議席を得ることができなかった。
新井氏は、本紙の取材に対し、「今は、皆様に感謝の気持ちでいっぱい。そしてこれからの4年間に対する責任の重さを感じている。まずは震災で孤児となった小中学生の教育支援と、若い世代のお母さんたちの支援に取り組んでいきたい」と話した。
黒岩氏が得票率58%
県知事選挙では、無所属の黒岩祐治氏が、県全体で172万8862票(55・47%)と過半数を超える得票を集め、無所属の露木順一氏、鴨居洋子氏、照屋修氏の3人を抑え、初当選を果たした。
区内での得票数でも、黒岩氏は3万5959票(58・37%)と、多くの票を獲得した。
区内の市会議員選挙の投票率は48・32%で、市内18区中5番目の高さだった。一方、前回4年前と比較すると、2・13ポイントのマイナスとなった。
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