磯子区はこのほど、平成23年度区政運営方針を発表した。『地域の人たちとともにつくる暮らしやすさを実感できるまち・いそご』を基本目標と定め、達成のために、部署縦割りにとらわれない「チーム磯子」での事業推進といった3つの運営姿勢と、地域福祉保健活動の活性化など5つの施策を掲げている。
区では運営方針の策定にあたって、市内3番目という高齢化率など、区の状況を分析。また、区事業評価委員会からの提言を踏まえ、「区民ニーズの高い高齢者福祉や子育て支援の取り組みを推進するとともに、区の特色・財産である地域のつながりや地域力・区民力がより強化・充実されるよう区民の皆様とともに取り組んでいく」ことを基本目標のなかに盛り込んだ。
これらの目標達成に向けた施策として運営方針では、5項目を掲げている。
▽施策1「誰もがいきいきと安心して暮らせる福祉保健の充実」では、地域の福祉保健活動活性化を重点事業とし、50事業にわたるスイッチON磯子II(第2期地域福祉保健計画)の地区別取り組み補助や認知症サポーターの800人養成などを行っていく。
▽施策2「地域とともに取り組む安全・安心を実感できるまちづくり」では、区民主体の防災・防犯活動推進が重点事業。新規防犯パトロール団体を10増やすなどの目標を定めている。
▽施策3「未来を担うこどもたちを健やかに育む環境づくり」では、重点目標として子育てしやすい環境づくりを挙げ、保育所受け入れ枠の70名拡大やママ会開催に取り組んでいく。
▽施策4「一人ひとりが主役の磯子の魅力・活力アップ」では、地域とともに課題を解決することを重点目標とし、地域運営力向上のための事務局機能強化を支援していく。
▽施策5「地域に拡がる環境活動の推進」では、家庭での脱温暖化や、ごみの減量などに取り組む。
3つの運営姿勢も設定
5施策とともに、今回の区政運営方針には、3つの運営姿勢も盛り込また。
具体的には、【1】プロ意識を持った職員によるサービスの提供で区民満足度を向上させる【2】地域への共感と地域と協力しての課題解決、【3】「チーム磯子」として庁内横断的に事業を進めるの3つ。担当課では「施策は何をやるか、運営姿勢はどうやるかにあたる。車の両輪のように、両方をしっかり実施して目標達成をめざしていく」と話した。
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