神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
磯子区版 公開:2011年10月13日 エリアトップへ

磯子消防署 救急出場が181件増加 適正利用を呼びかける

社会

公開:2011年10月13日

  • LINE
  • hatena
救急出場1日平均約20件に
救急出場1日平均約20件に

 磯子消防署(坂野満署長)はこのほど、今年度上半期の火災と救急状況に関する速報値を発表した。火災については、前年同時期に比べて6件の減少となったものの、救急では同181件の増加となっている。救急出場の中には、緊急性のない不適切な利用も多いことから、同署では119番通報の適正利用を呼びかけている。

 磯子消防署の集計によると、今年4月から9月までの半年間での救急出場件数は、3790件で、昨年同時期に比べて181件と大幅に増加している。

 内訳は、急病が2550件、一般負傷が601件、交通事故288件、その他351件となっている。搬送人数のうち、65歳以上の人が全体の53・9%を占めており、高齢化の進展が救急出場の需要増に繋がっているとみられる。

 一方、救急車の不適切利用も救急出場増加の一因となっている。担当課によると、”病院に来たが待ち時間が長いので他の病院へ運んでほしい”や”口内炎が痛い”、といった事例のほか、夜の119番通報では”昼間の病院は混んでいるので閉まった後に病院に行きたい”といったものもあったという。

 同署では「本当に必要な人のところに救急出場できなくなる可能性もある。緊急性や生命の危機にある場合など、適正な利用をお願いしたい」と、呼びかけている。

警報器の設置を

 磯子消防署の速報値集計によると、今年4月から9月までの半年間に、管内で発生した火災件数は16件で昨年同時期に比べて6件少なくなっている。内訳は、建物火災が11件、雑草を含むその他の火災が4件、車両火災が1件となっている。焼死者は1名で昨年同時期0人だったのに対して1名増。焼損面積は142平方メートルで、同じく昨年同時期に比べ、129平方メートル多くなっている。焼損面積が増えたことについて、担当課では「住宅1軒全焼があったため、面積が大きくなった。住宅用火災警報器の設置が6月から義務化されており、火災から大切な命を守るためにも、警報器の早期設置をお願いしたい」と話した。
 

磯子区版のトップニュース最新6

ご当地ソングを制作

杉田小6年3組

ご当地ソングを制作 教育

まちの魅力を歌で発信

2月23日号

区制90周年事業を核に

2017年度磯子区予算案

区制90周年事業を核に 政治

自主事業に9,817万円

2月23日号

旧耐震基準宅を戸別訪問

横浜市

旧耐震基準宅を戸別訪問 社会

熊本地震受け啓発強化

2月16日号

動画で魅力・歴史を発信

磯子区

動画で魅力・歴史を発信 文化

区制90周年機に

2月16日号

一般会計実質1.3%減

市新年度予算案

一般会計実質1.3%減 政治

子育てなどに投資

2月9日号

洋光台に地域交流カフェ

洋光台に地域交流カフェ 文化

市民団体が運営

2月9日号

あっとほーむデスク

  • 2月23日0:00更新

  • 2月9日0:00更新

  • 2月2日0:00更新

磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2017年2月23日号

お問い合わせ

外部リンク