横浜市立杉田小学校(岩崎良之校長)で、児童たちの登下校をメールで自動的に保護者に連絡するシステムが導入され、11月14日から運用を開始した。このような自動配信システムが使用されるのは、横浜市立小では同校が初となる。
今回、同校PTA(浜崎貴会長)が主体となって導入したのは、都内の会社が提供している「安心でんしょばと」というシステム。学校の昇降口に設置された端末に児童が自身のカードをタッチすると、保護者が事前に登録した携帯電話やパソコンのメールアドレス宛に、子どもの氏名と登下校時間が配信される。
これにより保護者は、自分の子どもが無事に登校したのか、いつ下校したのかを毎日、確認できるようになる。
このシステムはすでに、世田谷区や杉並区、江戸川区、台東区など東京都内の小学校の多くで利用されているが、PTAによると、横浜市立小学校での導入は、杉田小学校が初になるという。
運用開始に先立ち、PTAでは11月初旬から、約630人の児童全員にカードと、それを入れるクリアケース、伸縮性のあるストラップの配布を開始し、周知徹底を図ってきた。
配信を受けるか受けないかは保護者の選択となり、メール配信を希望する場合は、自身の携帯電話やパソコンから登録手続きを行う必要がある。浜崎会長は、「すでに利用している学校では、85から90%の登録率と聞いている。おそらく同じくらいになるのではないか」と話している。
設置運用は無料
PTAによると、今回のシステムの導入と運用にかかるPTAや保護者の費用負担は、0円だという。
配信されるメールには、エリアサポーターと呼ばれる地域の商店や医院などの広告が掲載されており、端末設置やシステム運用費には、その広告費が充てられる仕組みになっている。
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