はまぎん こども宇宙科学館(洋光台・的川泰宣館長)で7月15日と21日、ロケット打ち上げの生中継が行われた。両日とも、約100人が中継画面の前に集まり、打ち上げ成功の感動を共有した。
今回、生中継が行われたのは、15日の宇宙飛行士・星出彰彦さんを国際宇宙ステーションへと送るソユーズ宇宙船の打ち上げと、21日に行われた同ステーションに物資を届ける無人補給機「こうのとり」3号機のロケット打ち上げ。それぞれ、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が行っているインターネット中継を活用する形で実施された。
15日は日曜日、21日は夏休み初日の土曜日ということもあり、両日とも親子連れなど約100人が来場した。
賑やかだった会場は、打ち上げに向けたカウントダウンが始まると一転して静かに。緊張感が徐々に高まる中、20秒前には自然と観客からもカウントダウンの声が上がり、ロケットが無事に打ち上がると、会場からは拍手も沸き起こった。
保護者と見学していた小学生は「多くの人と一緒に見られて、すごく感動した」と、興奮した様子で話した。
告知開催は初
同館がロケットの打ち上げを生中継するのは、昨年6月に古川聡さんが搭乗したソユーズに続く2回目。しかし前回は打ち上げ当日に急遽中継を決めたため、その日に館内にいた来場者だけでの見学だった。事前に告示を行っての開催は、今回が初となる。
同館では「子どもたちが打ち上げのシーンを見るとしても、普通は家で1人で見る場合が多いと思う。今回のように多くの人とカウントダウンをしながら一緒に見ることでより大きな感動を得ることができ、後々まで記憶に残るのでは。それが、宇宙や科学への関心につながっていけば嬉しい」と、今回のイベントの趣旨を語った。
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