サンモール洋光台で2月7日、洋光台第一中学校(平野則行校長)の生徒による職場訪問・地域交流活動が行われた。洋光台地域では、自治会と商店街、学校が交流づくりを目的とした組織を作っており、今回が最初の共同活動となる。
参加したのは、洋一中の1年生約100人。生徒たちは2班に分かれ、1班は5、6人グループで、商店街内の協力店舗を職場訪問。「仕事をしていて嬉しいことは」や「接客の際の基本や心構えを教えてください」など、事前に考えてきた項目を質問。店主が「お客さんが今何を望んでいるかを常に考えながら行動している」と答えると、真剣な表情でメモを取っていた。
もう1班は地域交流活動として、地域内のプランターの花の植え替えや、梅まつりに向けた提灯の取り付けなどを実施。生徒たちは、自治会や商店街関係者の指示を受けながら、和気あいあいと作業に取り組んだ。
後半は、両班が入れ替わり、もう一方の活動に参加。生徒たちは普段やらない取り組みなどに悪戦苦闘しながらも、地域の人と会話をしながら作業を進めた。
3者共同は初
今回の企画を行ったのは、サンモール洋光台(柿木稔会長)と、洋光台中央団地自治会(松山輝夫会長)、洋光台北団地一街区自治会(三上勇夫会長)、そして洋一中で組織される、洋光台交流づくり地域会(代表・柿木稔会長)。
商店街と自治会は以前から、祭りの運営などで交流を持っていたが、そこに地域の子どもたちも加えた交流を進めていこうと、昨年5月に地域会を結成。これまでも、商店街内の柱や壁など20カ所に掲示板状のフレームを取り付け、その中に地域のイベント情報や中学生が授業や部活で作成した俳句や写真を展示するなどの活動を実施してきた。
今回、3者が一堂に会して初めての活動となるが、柿木代表は「一緒の作業を通じて、生徒と地域の人たちが顔なじみになれた。私たちは子どもたちの見守りがしやすくなる。また、子どもたちには、地域の祭りや商店街に親しみを持ってもらえれば」と話した。
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