岡村西部連合自治会(渡部近司会長)が長野県池田町(勝山隆之町長)と続けてきた友好親善交流が20周年を迎え、8月3日、藤の木中学校の体育館で記念式典が行われた。自治会と自治体による交流事業が長期間にわたって続いているのは、非常に珍しいという。
岡村西部連合自治会と池田町との交流のきっかけは、1986年まで遡る。当時、渡部会長が、友人で池田町を含むあづみ野の風景を愛する画家、牧利保氏に誘われ、全国にある池田町が集う「全国池田サミット」を訪れたのが始まり。各地の池田町と交流が進む中で、人口規模が近い、海と山など互いの地域にないものを補完し合えるなどの理由から、7年後の1993年、全国初となる民間組織と自治体による友好親善交流協定が締結された。その後、両地区の小学生と関係者が「山と緑」「海と都市」体験交流として、1年おきに相互に地域を訪問している。
10周年の際には災害時相互支援協定、15周年では岡村と池田、藤の木と会染という互いの小学校同士が「なかよし学校宣言」を締結。互いに学校活動に関する情報交換や訪問などを続けている。
記念品贈り合う
記念式典には、渡部会長や勝山町長をはじめ、両地域の議員や関係者、小学生など約150人が出席。式典の中では20周年の記念品として、岡村西部から池田町には日本人形、池田町から岡村西部には、池田町から望む北アルプス連峰のパノラマ写真が贈られた。
勝山町長は「災害支援協定やなかよし学校宣言をはじめ、今後とも互いに第2のふるさととして交流を深めていきたい」とあいさつ。渡部会長は「よく20年間続いたなと感慨深く、感謝の気持ちでいっぱい。これからも互いに健康などに気を付けながら、交流を続けていきたい」と話した。
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