磯子区と区民文化センター杉田劇場は共同で、初の催し「磯子音楽祭」を12月14日、公会堂で行う。地域や世代、音楽ジャンルなどが異なる区内の7団体が参加する予定で、今の「磯子」の音楽が一堂に会する形となる。
「文化芸術活動が活発な磯子区」をスローガンに掲げる区では昨年度、区主催のダンスまつりを初めて行った。今年度はダンスに加えて音楽を重点分野に定め、今回のイベント開催を決定。区内の文化芸術の発信拠点として、さまざまな音楽団体とのつながりが多く、音楽イベント実施のノウハウを持つ杉田劇場と共同で、準備を進めてきた。
参加団体については、区内の一定地域に偏らないよう、各地区から選定。さらに世代や音楽ジャンルも幅広くなるよう調整がなされた。その後、区から各団体へ出演依頼。担当の区地域振興課では「初開催ということで日程が合わず、断念したところもあった」と話す。一方で、自身の公演を見に来る観客とは違う世代の人たちに、演奏や合唱を観てもらえると、感謝の声も多数あったという。
垣根越え共演も
当日は、全国的にも珍しい木琴に特化した洋光台第二中学校の木琴部をはじめ、磯子小学校特別音楽クラブ、すみれコーラス、洋光台男声合唱団、浜中学校吹奏楽部、磯子高校吹奏楽部、東芝吹奏楽団の7団体が出演。合計30曲を披露する。
また、各団体による発表だけでなく、音楽祭ならではの企画も実施される。イベント冒頭では、磯子高校吹奏楽部と東芝吹奏楽団が、開幕のファンファーレを合奏する。催しの最後には、音楽祭に出演する各団体のメンバーが合同で、クリスマスメドレーや『みんなのISOGO』を一緒に演奏し、観客が一緒になって歌う趣向も。
入場無料で、時間は午後1時開演。担当者は「途中の休憩時にはクリスマス抽選会もあり、出演者も観客も一緒に楽しめる内容になっている。ぜひ足を運んでほしい」と話している。
磯子区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|