磯子区のイメージ 「庶民的」が最多 区民意識調査で明らかに
磯子区は、平成25年度区民意識調査の結果をまとめた報告書を、このほど発表した。調査結果からは、区民が磯子区に対して「庶民的」「自然が豊か」といったイメージを持っていることなどがわかった。
区民意識調査は、区民のニーズや意向を的確に把握し、今後の区政運営の方向性を検討するための基礎資料として2年に1度実施されている。今回は昨年6月に、住民基本台帳から無作為に抽出された区内在住の20歳以上の男女3500人を対象に郵送式で行われ、1894票の回答があった。
街の魅力、初めて問う
今回初めて設けられた内容として、区のイメージや、自慢、宝、お気に入りについての質問がある。これらは、区が力を入れる地域の魅力の再発見や発掘の取り組みに沿ったもの。ほかに主な内容として「隣近所との付き合いや地域での活動について」「生活環境全般に対する満足度・重要度について」「商店街について」「災害対策」などがある。
住み続ける73%
磯子区に対するイメージを問う設問(複数回答)では、「庶民的な」という回答が39・5%と最も多く、次いで「自然が豊か」が33・0%、「落ち着いている」が28・0%、「便利な」が27・7%となっている。
また、地域の自慢や宝、お気に入りを尋ねた問いには、全部で624件の回答があった。そのうち最も多い回答は、市民の森や円海山など「自然が豊か・身近」(176件)というもの。静か、騒音が少ない、住みやすいといった「住環境がよい」(93件)という回答も多くあがった。ほかにも、交通の便が良い、市の中心に近いといった「生活に便利な地域である」(65件)という回答も見られた。
これからもずっと磯子区に住み続けたいかどうかを聞いた質問には「住み続ける」が28・7%、「たぶん住み続ける」が44・0%と、計72・7%が定住意向を示す。市民意識調査の結果は61・3%で、磯子区では市全体よりも定住意向が高くなっている。
今回の結果を受け、区の担当者は「区民のみなさんが磯子区を生活環境の良さと便利さが共存する地域ととらえていることがわかった」と話している。
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