丸山2丁目のレストラン・シンが地域の活性化や子どもたちの思い出づくりを応援しようと、滝頭小学校(佐藤寿之校長)6年生による店舗前の壁画作りを企画。3月10日には、児童たちが卒業制作の一環として、ペンキを使っての絵の作成を行った。
子どもたちが巨大壁画を制作したのは、滝頭地域ケアプラザの道路向かいに店舗を構えるレストラン・シンの店先。当日は同店の前にあり、バス通りにもなっている四間道路に面する壁を使い、卒業間近の6年生72人が、縦2・3m、横6・8mの絵を描いた。
「街のシンボルになるような、明るく楽しい絵」をテーマに、デザインも児童たちが担当。マリンタワーや赤レンガ倉庫など横浜を代表する建築物や地元を流れる堀割川のほか、空飛ぶ船やイルカなどが散りばめられた風景が描かれている。
地域への愛着を
今回の企画を提案した同店取締役の中込真さんによると、壁画制作を滝頭小に提案したのは昨年11月。店舗前の壁の活用法を検討するなかで、「店の前の四間道路は夜になると暗く、静かになってしまう。壁画があることで雰囲気も明るくなり、ランドマークとして地域の活性化にもつながると考えた」と話す。
また、自身が地元出身で滝頭小OBであることに加え、同校の6年生が3年生の時、体験授業でレストランを訪れていたという縁も、今回のきっかけとなった。「私と同じようにこの先、進学や就職などで一度この滝頭を離れ、戻ってくる子もいるかもしれない。そのとき、自分が描いた壁画が残っていれば、より地元への愛着も持ってもらえる」と中込さん。参加した児童も「大人になったとき自慢できるような絵が描けて嬉しい」と笑顔で話した。
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