洋光台にある「はまぎん こども宇宙科学館」(的川泰宣館長)の宇宙劇場(プラネタリウム)が、改修工事のため3月20日まで投影を中止している。入場者がゆったりと、リラックスして上映を楽しめるよう、座席をリニューアルすることが主な目的。工事期間中は、地下2階特別展示室で「エアドーム」を使用した投影が行われている。
同館は、1984年の開館以来「遊びながら宇宙や科学のことを学べる場」として、年間約25万人もの来館者が訪れる施設。プラネタリウムは、開館当時、最新型の投影機と日本初の傾斜型の座席を取り入れ、注目を集めた。近年は、大人も子どもも楽しく学べる番組を上映するなど、プログラムの充実にも力を入れている。
車椅子席も増設
今回の改修工事は、劇場内の座席をゆったりとしたものに入れ替えることが主な目的となっている。
開館以来の座席は、一席の幅を狭くし、全部で300席の席数を確保する設計で、一度に多くの人が入場できるような構造だった。リニューアル後は、映画館などで使用されている幅の広い座席に入れ替えを行う。また、一部を除いてリクライニングチェアを取り入れ、車椅子席スペースも5席に増加する。座席数263席の、ゆったりとした空間に改修される。
期間中特別投影も。
工事期間中、3月18日までは、地下2階特別展示室で「エアドーム」を使用した投影が行われている。直径6メートル、高さ4・2メートルのエアドームを空気で膨らませ、当日午後9時に見える星空の解説を行う。定員30人で、一人分の座席は小さめの座布団一枚のスペース。担当者は「お客様と解説者の距離が近いので、お客様の声に答えながらのアットホームな投影にしたい」と話している。
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