磯子区内の公示地価が3月19日、国土交通省から発表された。住宅地・商業地ともに前年に比べ価格は緩やかに上昇した。一方で、変動率は市平均を下回った。「一部の地域の人気は高まっているが、区全体には波及していない」と区内の不動産会社は話す。
公示地価は、国土交通省が1月1日時点の土地の価格を調べたもので、一般の土地取引価格や固定資産税の目安になるほか、公共用地の買収価格を算定する場合などの基準になる。
磯子区では、住宅地17地点、商業地7地点の計24地点で調査が行われた。住宅地の1平方メートルあたりの平均価格は18万5200円で、前年より1500円増加した。変動率は0・8%と前年の1・1%に及ばず、市平均1・5%も下回った。地点別にみると、「洋光台4の3の20」「磯子台21の27」がともに22万4千円で最高価格だった。
商業地の平均価格は1平方メートルあたり28万3700円で、前年より3000円増加した。変動率は1・0%と前年0・9%は上回ったものの、市平均2・4%を大きく下回った。
地点別では、価格・変動率ともに磯子駅前の「森1の7の6」がトップだった。区内の不動産会社は「もともと区内でも地価が高い地域だが、プリンスホテル跡地に大規模マンションや新店舗などができた影響で、駅周辺の価格も上昇したのではないか」と分析した。
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