洋光台に拠点を置き、演奏を行う洋光台男声合唱団(森孝夫団長)。”洋光台に男の歌声を”と発足し、街の文化を築いてきた合唱団が創設30周年を迎える。5月4日には神奈川県立音楽堂で第12回定期演奏会を開催する。
洋光台男声合唱団は1985年11月に、23人の団員が集まって発足したグループ。現在は55人が所属し、トップテノール、セカンドテノール、バリトン、バスの四部合唱に取り組み、一年半ごとに開催する定期演奏会や、地域のイベントなどに出演している。
創設のきっかけは、85年の5月に行われた町歌『わが街洋光台』を披露する音楽会に、男性のコーラスグループが一組も出演していなかったことだ。数人の地域住民が発起人となり「洋光台に男の合唱団を作ろう」と、タウン紙を通じて団員を募集した。
発起人の一人で、現在合唱団の団長を務める森孝夫さんは、「素人が集まって簡単な曲を練習していた」と発足当時の苦労を振り返る。地域の音楽会への出演などを重ね、発足3年目からは外部講師を招いて指導を仰ぎ、歌声のレベルアップを図る。その後は、地域イベントへの参加をはじめ、ドイツなど国外での演奏や、横浜国際総合競技場のこけら落としへの出演など、合唱団としての活躍の場を広げてきた。
森さんは、合唱団について「男性が歌を核として集う洋光台のカルチャーグループ」と話す。「”歌が好き”という気持ちと”男同士の絆”を大切にしてきたことで長く続いてきたと思う」と森さん。発足当時、地域の活動に参加する機会が少なかった働き盛りの男性が、交流を深めながら新しい街の文化を築いてきた。
5月4日には、神奈川県立音楽堂(西区)で第12回演奏会を開催する。開場は午後1時半で、開演は2時。入場料1000円で全席自由。当日券も多数用意されている。
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