洋菓子店「(有)モンシェリー」=洋光台=と「欧風菓子フリアンドール」=岡村=では、それぞれ、洋光台第四小学校と岡村小学校の児童がデザインしたロールケーキを製品化し、期間限定で販売する。地元の子どもたちとのコラボレーションを通じ、地域の人が愛着を持つような商品をめざす。
「よこはまおやつ」の新企画
今回の企画は、市内産のハチミツと卵を使用し、横浜商工会議所南部支部が中心となって開発した洋菓子ブランド「よこはまおやつ」の新企画。2013年に同ブランドの焼き菓子を開発・販売した8つの洋菓子店などで構成する「ヨコハマハニー&エッグプロジェクト推進委員会」が主催し、今年の春から温めてきた。今回は生菓子をテーマに、地域の人が愛着を持てるような商品をめざして、近隣小学校の児童がデザインしたコラボレーション・ロールケーキを製品化する。
完成品に子どもら感激
洋光台のモンシェリーでは、街探検の授業を通じ交流のあった洋光台第四小2年2組の児童がデザインを担当。約20種類の案から多数決で4つが選ばれた。
10月21日には、同店の田浦良介社長が完成したケーキを持って同校を訪問。紫いものペーストと星形のクッキーで夜空をイメージした『夜空のロールケーキ』や、同校のシンボル「新芽」を模ったチョコレートや星形のクッキーを乗せた『新芽・星 にこにこロールケーキ』などがお披露目された。子どもたちは「デザインがケーキになって嬉しい」と感激しきり。田浦社長は「夢のあるケーキを考えてくれて嬉しい。小さな子どもも安心して食べられるよう、材料を選んで作った。仲良く食べて」と話した。
岡村の欧風菓子フリアンドールでは、クッキー作りの授業で交流のあった岡村小の児童にデザインを依頼。3年生を中心に約30種類が集まり、同店の高田良一オーナーがそれぞれの特徴を取り入れ『岡小梅ロール』として完成させた。
ケーキは10月22日に同校でお披露目され、デザインを応募した児童らが完成品を楽しみに集まった。子どもたちのデザインには岡村の名物「梅」を使ったものが多く、完成品では甘く煮た梅の果肉をゼリーやペースト状にして使用。高田オーナーは「梅の味を活かしたケーキを作るため試行錯誤した。何度も失敗したが、甘酸っぱい味に仕上げることができた」と明かした。子どもたちは完成品を食い入るように見つめ「すごい」「美味しそう」と目を輝かせながら喜んでいた。
これらの商品は、モンシェリーでは11月10日まで、フリアンドールでは11月1日から30日まで販売。これまでの「よこはまおやつ」製品と同様に、売上金の一部は地域に寄付され、様々な活動に役立てられる。
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