年頭にあたり、本紙は磯子区の小林正幸区長にインタビューを行い、就任1年目の昨年の振り返りと今年の重点施策などについて聞いた。小林区長は、子育て支援や防災対策について順調に取り組みが進んでいるとした上で、今年は区民の健康づくりにつながる施策を重点的に進める考えを示した。
つながりの強さ実感
-昨年4月に着任されましたが、磯子区の印象はどのようなものでしたか。
「4月の着任以降、様々な場面において、地域の皆さまとともに取組を進めてきましたが、地域で活動する皆さまの熱い思いや、つながりの強さ、区民力を実感した一年でした。
区民の皆さまとともに実施した磯子まつりは、恒例となった産業道路でのパレードを昨年も実施し、大盛況のまつりとなりました。 子育て支援の取組では、地域の方々が中心となって『子育てフェスタ』を開催するなど、身近な地域で『楽しく』『不安なく』子育てできる環境づくりを進めました。
災害対策では、がけ崩れに備えた日ごろのパトロールや防災工事、防災訓練や避難所の指定など、いざというときのために準備を進めました。
地域においても、市内初の女性消火隊が岡村地区で始動するなど、地域の力を発揮した素晴らしい取組を進めていただきました」
緑生かすまちづくり
-今年の重要課題、解決への取組について教えてください。
「磯子区では、10年後には、高齢化率は30%を超え、3人に1人は65歳以上となる見込みです。いつまでも元気で、活き活きと暮らしていくために、健康づくりに関する取組を重点的に進めます。
生活習慣改善のための講座や、ウォーキングしやすい環境づくりなど、区民の皆さまの健康づくりのきっかけとなるような取組を進めていきます。
また、磯子区は海と丘に囲まれた、緑豊かなまちです。区民の皆さまが緑と親しみ、誰もがまちを歩きたくなるような環境整備など、より一層魅力あふれるまちとなるような取組を積極的に推進し、2017年に迎える磯子区制90周年や、全国都市緑化よこはまフェアに向けた準備を進めていきます」
2つのテーマ掲げる
-今年4月からスタートする第3期磯子区地域福祉保健計画『スイッチON磯子』について教えて下さい。
「第3期では、全地区で取り組む共通テーマとして『身近な地域の支えあいを進めよう』『地域ぐるみの健康づくりを進めよう』の2つを掲げています。この『スイッチON磯子』の取組を区民の皆さまとともに進め、健康づくりのムーブメントを作っていきたいと考えています。
現在、3月の策定に向けて、第3期の計画案の区民意見募集を実施しています。よりよい計画にするために、是非、多くの区民の皆さまにこの計画案へのご意見をお寄せいただき、地域の皆さまと区役所・区社会福祉協議会・各地域ケアプラザが連携し、身近な地域で支えあえる仕組づくりを進めていきましょう」
「積極的に対話したい」
-最後に区民へ新年のメッセージをお願いします。
「私を含め区役所職員は、地域の課題やニーズを把握して効果的な施策につなげていくために、もっともっと地域へ足を運び、区民の皆さまとお話をさせていただきたいと考えています。
そして、より一層暮らしやすいまちとなるよう、皆さまとともに取組を進めていきたいと思いますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします」
磯子区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|